Our Business
メンテックのビジネス
会社を知る再生紙の製造で発生する
課題と、
働く現場の課題を解決
活躍のフィールド
基礎知識再生紙ができるまで
メンテックのビジネスの舞台は、紙のリサイクルに取り組むお客様の工場。ここでは、回収された新聞紙や段ボールなどの古紙原料を古紙パルプ(紙のもと)に変換し、再生紙がつくられています。
- 古紙パルプ
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古紙(新聞紙・段ボール・コピー用紙など)を原料として再利用できるように加工したもの。水でふやかして繊維に戻し、インクや汚れ、不純物を取り除いたうえで、再び紙をつくる材料として使います。
古紙原料
不純物の除去
古紙パルプ
抄紙機
再生紙
紙のリサイクル工場の中でメンテックが向き合うのは、再生紙づくりの中核を担う巨大な機械、「抄紙機(しょうしき)」。
この抄紙機で再生紙を稼働する際に発生するトラブルや課題を解決するのが、メンテックの主な役割です。
抄紙機とは?
抄紙機とは、パルプから紙を大量につくるための機械。
水で溶かした古紙パルプをこの機械に流し込み、平らに伸ばして、乾かして、巻き取ることで、再生紙がつくられます。
抄紙機の役割
メンテックが取り組む2つの課題
主に次のような課題を解決するため、お客様や工場ごとの状況に応じた最適なサービス・ソリューションを提供しています。
再生紙の製造工程で発生する汚れ
古紙原料を古紙パルプにする際、不純物の除去を行いますが、このときにどうしても除去しきれない「汚れ」があります。
例えば、段ボールのラベルシールやガムテープの粘着剤などが、これにあたります。
一つひとつの汚れは小さくても、再生紙の製造工程においては最大の課題に。抄紙機や製造工程の紙に付着すれば、「欠点・断紙」といわれる深刻なトラブルを引き起こし、品質悪化や生産性低下につながります。
- 欠点
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汚れが「紙」に付着し品質が悪化すること。
- 断紙
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汚れによって、製造途中で紙が切れてしまうこと。
働く現場の環境問題
断紙・欠点が発生した場合には、原因の発生した箇所の調査や、汚れの除去作業が不可欠となります。しかし、抄紙機の中は高温・高湿度で、現場の作業員は常に事故発生のリスクと隣合わせで作業を行っています。昨今ではSDGsへの取り組みの一貫として、より安全で安心な働き方が求められるようになりました。
こうした問題の解決には、製造現場ではベテラン作業者の経験をもとにした判断が欠かせません。しかし、労働人口減少により雇用確保は難しくなり、技術継承も含めたさらなる課題になっています。
汚れ防止技術を応用して他分野の課題解決にも挑戦中
紙だけでなく、プラスチックや廃材のリサイクルにも、トラブルはつきものです。
メンテックは、製紙の現場で培ってきたノウハウと技術を活かして、新たな分野にも少しずつチャレンジを始めています。
提供するサービス・ソリューション
メンテックのビジネスは、製品の開発、導入だけにとどまりません。現場の状況や困りごとを丁寧に把握、課題を抽出していくコンサルティングも、導入後にお客様に寄り添いながら、安定した稼働を支えるアフターフォローも、メンテックの提供するサービス・ソリューションです。
コンサルティング
メンテックの強みのひとつは、現場に寄り添うこと。課題を正しく把握するために、自分たちの目で状況を把握し、現場の声に耳を傾けることを大切にしています。
そこから見えてきた課題に対して、解決策を提示することはもちろん、その解決策によって、お客様のビジネスにどのような効果や利益をもたらすかまでを見据えて提案を行います。
開発
現場で見えてきた課題に対して、試作品開発や検証を行い、お客様の現場に最適なソリューションを提供します。
技術の軸となるのは「薬品・装置・システム」。これら3つに、IoT・ビッグデータ・AIといった最先端技術、他分野の知見なども柔軟に取り入れ、他社にはないサービス・ソリューションを開発しています。
アフターフォロー
導入後は、お客様が安心して製造に集中できるよう、定期的なメンテナンスと技術フォローを行います。
そして、アフターフォローを新たな基点に、コンサルティング→開発→アフターフォローのサイクルを繰り返すことで、コンサルティングパートナーとして、最適なサービス・ソリューションを継続的に提供しています。